公益社団法人日本看護協会は、8月7日、「第25回認定看護師認定審査」の合格者を発表した。新たに認定された1,478人を加え、認定看護師は 1万8,728 人にのぼり、認知症分野の認定看護師は 1,000 人を超えた。
認定看護師は、高度化し専門分化が進む医療の現場において、水準の高い看護を実践できると認められた看護師。21の分野に分類され、感染管理の2,744人を筆頭に、皮膚・排泄ケア 2,419人、緩和ケア 2,211人と続き、認知症看護では1,003人。今回の審査で1,000 人を突破した認知症看護認定看護師は、認知症に関する専門的な知識や技術を有し、今後も増加が予測される認知症の人とその家族に対するケアや、認知症に関する知識の普及・ケアサービス推進の役割において、専門性を生かした活動を行うことが期待されている。
認定看護師の所属する施設は「病院」が1万6,858人で最も多いが、訪問看護ステーション、クリニック・診療所、介護保険施設に所属する認定看護師数は、5年前と比較していずれも2倍以上増加している。訪問看護ステーションに所属する認定看護師の分野別で最も多いのは 「訪問看護認定看護師」(365人)、次いで「緩和ケア認定看護師」(145人)、「皮膚・排泄ケア認定看護師」(41人)。介護保険施設などに所属する認定看護師の分野別で最も多いのは「認知症看護認定看護師」(56人)、次いで「訪問看護認定看護師」「皮膚・排泄 ケア認定看護師」(各10人)となっている。
◎日本看護協会 ニュースリリース
http://www.nurse.or.jp/up_pdf/20170807170040_f.pdf