認知症カフェの目標も設定 新オレンジプランの数値目標を更新―関係省庁連絡会議

7月5日に開催された認知症対策の関係省庁連絡会議において、認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)の数値目標の見直しが発表された。

2015年1月に関係12府省が共同で策定した新オレンジプランは、2025年度までを対象期間とし、高齢者にやさしい地域づくりや、認知症の人の視点を重視した支援体制などを柱とする幅広い内容の施策を網羅。そのうちの11施策において、2017年度末の数値目標を設定していた。2016年度末現在、いずれの施策も進捗状況は順調であり、概ね目標を達成できる見込みであることから、今回、2020度末までの数値目標を更新した。

おもな施策では、認知症サポーター養成(新プラン策定時545万人)は、2017年度末の目標を800万人としていたが、2016年度末時点で880万人を達成したことから、2020年度末目標を1,200万人とした。
認知症介護指導者養成研修(新プラン策定時1,814人)は、2016年度末時点で目標の2,200人を達成したことから、2020年度末目標を2,800人に。認知症介護実践リーダー研修(新プラン策定時2.9万人)は、目標4万人に対し、2016年度末時点で 3.8万人を達成しており、 2020年度末目標を 5万人に。認知症介護実践者研修(新プラン策定時17.9万人)は、2016年度末時点で目標の24万人を上回る24.4万人を達成しており、2020年度末目標を30万人に更新した。

2013年度、若年性認知症に関する事業を実施していたのは21都道府県で、2017年度末に全47都道府県での実施を目標としていたが、2016年度末の実施数は42都道府県だった。今後、目標達成とともに、コーディネーターの資質向上など好事例の横展開を推進する。認知症初期集中支援チームについては、新プラン策定時に設置している市町村は41ヵ所で、2019年度以降に全市町村での設置を目標としている。2016年度末時点、実施している市町村は703(2016年10月10日現在1,718市町村中)であり、好事例の横展開などにより、 効果的な取り組みを推進していく。

また、2016年度より研修を開始した歯科医師や薬剤師、看護師認知症対応研修についても、今回、新たに2020年度末の目標値を設定。2013年度から国が財政支援をしている認知症カフェについては、2020年度末に全市町村での設置を目標とした。

◎厚生労働省 第6回認知症高齢者等にやさしい地域 づくりに係る関係省庁連絡会議資料
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000170321.html

介護食の基礎知識

介護のキホン

介護シーン別に基礎を知る

みんなが注目する基礎知識

要介護度とは?

要介護度とは?

介護度は7段階に分かれていて、要支援1・2、要介...

介護度別ケアプラン事例

介護度別ケアプラン事例

<要支援1>支給限度額49,700円、自己負担額...

デイサービス(通所介護)の選び方

デイサービス(通所介護)の選び方

デイサービスは曜日によって利用者が異なり、雰囲気...

家族で話し合おう

家族で話し合おう

家族で話し合おう...

介護用語を調べる

頭文字から探す

 
 
     
 
         
A B C D E F G H I J K
L M N O P Q R S T U V
W X Y Z              

キーワードから探す

このページのトップへ