仕事のストレスで発症した精神障害により労災補償の請求が行われた件数は、2015年は1,515件だったことが、厚生労働省の調べにより、6月24日、明らかになった。そのうち支給が決定されたのは472件だった。
請求件数が多い業種は、多い順に、「製造業」262件、「医療、福祉」 254件、「卸売業、小売業」223件。うち、支給が決定されたのは、「製造業」71件、「卸売業、小売業」65件、「運輸業、郵便業」57件で、「医療、福祉」は47件だった。
支給決定された職種は、多い順に、「一般事務従事者」61件、「法人・団体管理職員」42件、「自動車運転従事者」34件。「介護サービス職業従事者」も12件あった。
支給決定件数を出来事別にみると、「仕事内容・仕事量の(大きな)変化を生じさせる出来事があった」75件、「(ひどい)嫌がらせ、いじめ、又は暴行を受けた」60件の順に多かった。
◎厚生労働省 平成27年度「過労死等の労災補償状況」を公表
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000128216.html