UAゼンセン日本介護クラフトユニオン(NCCU)は、11月11日と12日の両日、全国の介護職員を対象に「介護の日・介護労働問題ホットライン」を開設した。
電話相談はNCCUが昨年から実施しているもので、期間中は、NCCUの労働相談員が組合のない職場で働く介護従事者からの相談電話を受け、今後の改善に向けてのアドバイスなどを行った。
今回は労働条件だけでなく、職場でのパワハラやいじめについての相談が多く寄せられ、相談時間が1時間近くに及ぶなど、介護現場の深刻な状況がうかがわれた。
また、テレビのニュースで「介護の日」を知ったという利用者の家族から、現状の介護保険制度に対する訴えもあったという。
【寄せられた相談内容の一部】
■上司から罵声を浴びせられる
■上司からパワハラを受けているが、怖くて誰にも相談できない
■会社にパワハラを訴えても対応をしてくれない
■職場の一部の人たちがいじめを行い、スタッフが辞めていく
■職場でのパワハラといじめのためうつ病になった
■夜勤時に休憩が取れない
■サービス残業を行っている
■雇用契約書がもらえない
◎UAゼンセン日本介護クラフトユニオン(NCCU)
http://www.wakodo.co.jp