カカオで高齢者の認知機能を改善できる可能性―『Nature Neuroscience』

カカオ豆に多く含まれるフラバノールという成分が、老齢者の認知機能を高める可能性があることを示唆する研究結果が、10月26日、 科学雑誌『Nature Neuroscience』オンライン版に掲載された。

加齢に伴う認知機能の減退では、歯状回という脳領域に変化がみられる。これまでの研究では、加齢に伴う歯状回の機能低下が、時の経過に伴う記憶力の低下に関わる可能性が報告されている。

今回、コロンビア大学のScott A.Smallらのグループは、37人の高齢被験者に対し、カカオのフラバノールが歯状回の機能と認知機能を高めるかについて調査した。
50~69歳の被験者に対し、3ヵ月にわたってカカオのフラバノールを多量もしくは少量投与したところ、多量摂取した被験者では、少量摂取群に比べて、認知課題への反応がはるかに速かった。
また、フラバノール投与前後の脳のスキャン画像を比較すると、能力の改善が歯状回における脳血流量の増加と相関していることが見出された。

これらの結果より、研究グループは、カカオフラバノールを多く摂取すると、高齢者の歯状回の機能が増強され、ひいては認知機能が改善される可能性があることを示唆していると考察している。

◎『Nature Neuroscience』
http://www.nature.com/neuro/journal/vaop/ncurrent/full/nn.3850.html

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