ノエビアグループは、10月24日、脳血流を大きく変動させるフェイシャルマッサージ法が、高齢女性の認知機能や心理状態、QOLを向上させることを明らかにした。
同グループによると、心地よいスキンケアやフェイシャルマッサージは、脳血流を変動させ、脳活動によい影響を与えるという。
特に「筋肉をのばすマッサージの後に、やさしくさするマッサージ」の組み合わせは、脳血流を大きく変動させるそうだ。
同グループが今回、このマッサージ手技を高齢女性(65歳~71歳)に1ヵ月間継続して行い、その効果を検証したところ、マッサージ後では認知課題時の脳血流が上昇し、課題により上昇した心拍数が抑制され、副交感神経活動が活性化することを見出した。
さらに、認知課題の成績も上がり、「認知課題後のリラックス・リフレッシュ・集中・心地よさ・満足」といった心理状態も改善した。
「目が疲れる・肌の不調・冷え性などの体の症状、イライラする・意欲がわかない・くよくよする」などの症状が緩和し、QOLの向上もみられたという。
同グループは、今回の成果をもとに基礎化粧品を用いたセルフマッサージ法を推奨していくかまえだ。