厚生労働省は7月29日、2009年度の「介護給付費実態調査結果の概況」について発表した。
発表によると、介護予防サービス受給者数は99万7,310人、介護サービス受給者数は372万2,960人であわせて471万8,280人となっている。
サービス種類別の増加率では、介護予防が介護予防支援と福祉用具貸与、介護サービスが居宅介護支援と福祉用具貸与といずれも同様の結果となった。
■受給者数の年次推移
※表は厚生労働省データから抜粋
受給者1人当たりのサービス利用額は15万7千円で、前年度よりも6,100円の増加となった。受給者数とサービスの利用額は比例しておらず、介護予防福祉用具貸与と介護予防支援、福祉用具貸与については対前年同月比で1人当たりの費用が若干の低下を見せた。居宅介護支援については1,700円の増加となっている。
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