慶應義塾大学理工学部の桂 誠一郎准教授は、10月6日、リハビリテーションやマッサージなどのケアを行う際の動作を忠実に再現する「ヘルスケアロボット」の開発に成功したと発表した。
ロボットを駆動するモータに力制御を導入したことで、身体接触作業に必要とされるきめ細かな力加減がコントロールできるようになった。
このロボットを用いて行ったケア動作は、コンピュータ制御によりデータ化され、「いつでも・どこでも」繰り返し再現することができるという。
将来的には、作業療法士の動作データを自宅で再現して在宅でのリハビリテーションを行ったり、リハビリテーションの過程を記録して回復具合を定量的に評価したりすることも可能となる見込みだ。
この成果は、10月11日(土)まで幕張メッセで開催されている最先端 IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2014」(シーテックジャパン 2014)で実機デモンストレーションとして行われる。