森永乳業は、10月1日、同社独自の「ビフィズス菌BB536」を配合したヨーグルト「ビヒダスBB536プレーンヨーグルト」の摂取により、肉食で起こる腸内細菌叢(そう)の乱れが予防されることを発見したと発表した。
「ビフィズス菌BB536」は、健康な乳児から分離された、ヒトのおなかに棲む種類のビフィズス菌で、高い整腸作用を有し、病原性大腸菌O-157の感染防御作用や大腸がん発症の原因の1つとされる毒素産生型フラジリス菌(ETBF菌)の除菌作用も有する。
同社が行った研究によると、食事を肉・卵(肉食)に限定した人では、ビフィズス菌の数が明らかに減少していたが、「ビフィズス菌BB536」を摂取するとその減少が抑えられたという。
また、肉食により増加した悪玉菌ビロフィラも、「ビフィズス菌BB536」の摂取によって抑制されたとのことだ。
最近の研究により、腸内細菌叢のバランスの乱れが、自己免疫疾患やアレルギー疾患、がん、肥満症などのさまざまな疾患の発症や病態に影響を及ぼしていることがわかってきている。
高齢者の食事でも上手に取り入れたいものだ。