<エンディングノート>「ゴールド」と「プラチナ」の違いは?

広島の司法書士5人が、遺産相続や成年後見制度など、現場での経験や法律の専門家としての立場を生かした「エンディングノート」を作った。

人生の“エンディング”を迎える時に必要となるエンディングノートだが、今回発売されたノートの最大の特徴は、生前に親族と共有するための「ゴールドノート」、自分亡き後に親族に見てもらうための「プラチナノート」の2冊に分かれていることだ。これにより、それまで難しかった『生前に知っておいて欲しいことを家族で共有すること』が可能となった。

同書を作ったのは広島市中区の「司法書士法人SOLY」に所属する司法書士5人。セミナーの参加者や相談者の要望を生かし、約1年がかりで考案した。
相続について相談する人の中には、「自分が生きている間は家族に財産を知られたくない」という人が意外に多い。しかし、その結果、本人の死後、家族が財産を把握できず、遺産の相続に相当な時間を要したり、家族の知らない借金の請求が届いたりするケースもあるという。

こうした経験を踏まえ、このエンディングノートは、家族と共有する「ゴールドノート」、保管場所を秘密にする「プラチナノート」の2種類を作ることにした。
「ゴールド」には、ライフプラン介護、葬儀に関する本人の希望などを書き、「プラチナ」には財産や重要書類の場所、亡くなったことを知らせてほしい人のリストなどを書いておく。さらに、「プラチナ」の保管場所は、「ゴールド」の最後に記入する欄があり、この欄は上からシールで隠しておける工夫をしたので、死後に家族に見てもらうことが可能だ。

また、解説書には遺産相続や成年後見制度、遺言の作成といった情報を詳しく掲載。自営業者のために「事業継承」の方法を紹介したページなどもある。
年々関心が高まっているエンディングノートだが、司法書士が手がけたものはめずらしいという。

■書名:『「生きる」ノート 「引き継ぐ」ノート~ゴールド・プラチナ 2冊のエンディングノート~』

■目次:
第1章 私とその周りの人(私について
私の家族 ほか)
第2章 ライフプラン・これからの夢(夢ノート)
第3章 もしもの時に(健康についての基本情報
持病・薬 ほか)
第4章 葬儀とお墓(葬儀について
お墓・納骨 ほか)
プラチナノートの保管場所

■著者: 藤原 快行、中村 麗子、照本 夏子、 田村 拓樹、瀬川貴夫

■定価:1,500円(税込)

■仕様: A4判/108ページ

■発行:ザメディアジョン

◎司法書士法人SOLY
http://soly.jp/

◎ザメディアジョン
http://www.mediasion.co.jp/

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