神奈川県は、4月23日、社会福祉法人神奈川県リハビリテーション事業団と「介護ロボット普及推進センター事業に関する協定」を締結し、ロボットスーツをリハビリに導入することを発表した。
介護ロボットは、介護・医療分野の従事者の負担軽減や、患者・利用者のQOLの向上など課題の多い介護・医療現場の手助けとなることが期待されている。
今回の協定により、神奈川リハビリテーション病院(厚木市七沢516)と七沢リハビリテーション病院脳血管センター(厚木市七沢1304)の2病院にロボットスーツHALを導入。、運動疾患などで歩行や立ち座りが困難な人の脚にロボットスーツを装着し、トレーニングや歩行支援を行う。
今後のスケジュールとしては、4月下旬~5月下旬に職員研修、6月1日より事業所への機器の導入、2月下旬~3月に使用評価・実施報告を行う。
県では、かねてよりロボットを介護現場に普及させるための実証事業「介護ロボット普及モデル事業」を進めてきた。また、今年2月には、「さがみロボット産業特区」(さがみ縦貫道路沿線の相模原市、平塚市、藤沢市など9市2町)が国の地域活性化総合特区に指定され、介護ロボットなど生活支援ロボットの実用化や普及を促進するとともに、関連企業の集積を進めており、医療・介護現場でのロボット普及の取り組みが一段と本格化すると見込まれている。
◎神奈川県
http://www.pref.kanagawa.jp/
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