バイエル薬品株式会社は4月18日、選択的直接作用型第Xa因子阻害剤(抗凝固剤)「イグザレルト錠10mg/15mg」(一般名:リバーロキサバン)の販売を開始した。
「イグザレルト錠」は、バイエル ヘルスケア社で創製された薬剤で、血液凝固に関して重要な役割を担う第Xa因子を選択的かつ直接的に阻害し、抗凝固効果を発揮する。本剤1日1回1錠の経口投与により、非弁膜症性心房細動患者における安全性と虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制効果が確認された。また、同剤は、投与量調節のための凝固モニタリングが不要で、食物や薬物との相互作用が少ない薬剤であることも特長のひとつだ。
「イグザレルト錠」の概要は下記の通り。
【概要】
■販売名:イグザレルト錠10mg/15mg
■一般名:リバーロキサバン
■効能・効果:非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制
■用法・用量:通常、成人にはリバーロキサバンとして15mgを1日1回食後に経口投与する。なお、腎障害のある患者に対しては、腎機能の程度に応じて10mg 1日1回に減量する。
■薬価:
「イグザレルト錠10mg」 372.40円
「イグザレルト錠15mg」 530.40円
■発売日:2012年4月18日
■製造販売元:バイエル薬品株式会社
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