小規模デイサービス「茶話本舗(さわほんぽ)」事業を全国で展開する株式会社日本介護福祉グループは、施設内サービスの拡充を目指し、9 月中旬からスウェーデンの音楽療法「ブンネ法」を一部直営店に導入する。
「茶話本舗」は、デイサービスの拠点に一般住宅(空き民家)を活用し、自宅のようにくつろげる環境のもと、利用者に生活リハビリテーションを提供。さらに建物内の玄関などにあえて段差を配置するなどし、日常生活の中で自然にリハビリすることでADLの回復を促す工夫をしている。
このほど、新たな試みとして、福祉先進国・スウェーデンでリハビリに活用している「グループでの共同作業」「相互のふれあい」や、フランスの介護の現場で取り入れているアロマ療法などを、「茶話本舗」の運営方針から逸脱しない範囲内で採用することを決定した。第一弾として、茶話本舗「デイサービス壱伍亭」(東京都足立区東伊興2−14−11)など直営店において、スウェーデンの音楽療法「ブンネ法」を試験的に導入する。利用者の自主的な参加を尊重して実施し、利用者やその家族からの意見を聴取しながら、他の直営店での導入や全国展開を図っていくという。
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