フランスベッドは、同社の60年以上にわたるインテリア健康事業の資産と、在宅介護で培ったメディカルサービス事業のノウハウを統合し、本年4月、豊かさとやさしさのある暮らしの実現に貢献し、他社に真似のできない新しい商品やサービスを創出していく方針を打ち出した。
その一貫として、6月29日、日常生活活動の向上を目指した「人にやさしい」モノづくりから生まれた新ブランド「リハテック」の新商品が発表された。同社の既存の介護用品とは一線を画する、アクティブシニアから軽度者までを対象としたさまざまな商品を、本年度は12機種の発売を予定している。
「リハテック」とは、リハビリテーションとテクノロジーを組み合わせた造語で、住み慣れた家や地域で自分らしく暮らすために「活動範囲の拡大」「生活の質の向上」「自立生活の回復」などを意味している。
「人にやさしい」をコンセプトに、日常生活活動(ADL)の向上を図る上で役立つような商品や、家庭や社会復帰に向けて取り組みやすい商品など、今までにない価値ある商品を打ち出していく。
今回は、誰でも安心して乗れる電動アシスト三輪自転車や、車いすとシルバーカーの良い点を組み合わせた電動四輪車いす「ちょいぱる♪」、転倒事故を防止する自動ブレーキ付車いす、室内歩行器「ハウスウォーカー」などを展開していく。
電動アシスト三輪自転車は、低重心で軽量・コンパクトなのに、たくさんの荷物が積め、買物弱者といわれる高齢者の生活をサポートする。198,000円(税込み)
歩行に不安のある方が、ちょっとした荷物を載せて運んだり、疲れたときには椅子としても使用できる歩行器「ハウスウォーカー」は介護保険適用商品で、月額利用者負担は300円ほど。
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