森永乳業グループの株式会社クリニコは、同社の発売する高栄養流動食「シーゼット・ハイ(CZ-Hi)」が、4月1日に消費者庁より特別用途食品 病者用食品 総合栄養食品の表示許可を受けたと発表した。
2009年4月1日に施行された新たな特別用途食品制度において、総合栄養食品の表示許可を受けた製品は「シーゼット・ハイ」が第1号となる。
特別用途食品とは、乳児、幼児、妊産婦、病者などの発育、健康の保持・回復などに適するという特別の用途について表示するもの。特別用途食品として食品を販売するには、その表示について国の許可を受ける必要がある。また、特別用途食品には、病者用食品、妊産婦・授乳婦用粉乳、乳児用調製粉乳及びえん下困難者用食品がある。
また、総合栄養食品とは、以下の条件を満たすものとされている。
1)疾患等により経口摂取が不十分な者の食事代替品として、液状又は半固形状で適度な流動性を有していること。
2)栄養成分等の基準に適合したものであること。
※粉末状等の製品にあっては、その指示通りに調製した後の状態で上記(1)及び(2)の規格基準を満たすものであれば足りる
「シーゼット・ハイ(CZ-Hi)」は2001年4月に発売。食事として摂取すべき栄養素をバランスよく配合した総合栄養食品で、疾患等により通常の食事で十分な栄養を摂ることが困難な方に適した高栄養流動食。特に摂取が不足しがちな微量元素(亜鉛・銅・マンガン等)と食物繊維、オリゴ糖、EPA・DHA含量に配慮している。
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