東京都は、65歳未満で発症する若年性認知症のハンドブックを作成した。若年性認知症で早期に現れる特徴などの基礎知識、医療機関を受診する際のポイント、家族が相談できる窓口、各制度の問い合わせ先などが掲載されている。
若年性認知症と診断されてからの対応では、就労時から利用できる制度を紹介しているほか、企業と産業医の連携による支援が行われた事例と行われなかった事例の両方が取り上げられている。
「介護退職後に利用できる制度」の中では、40歳以上の若年性認知症の人が介護保険制度を利用できることが紹介され、各サービスの特徴と負担割合が一覧表になっていて見やすい。
本ハンドブックは、本日配信のCMO「無料書式」に収載しているので、ダウンロードのうえ、広く活用していただきたい。
【若年性認知症ハンドブック】
■特徴
•職場内における活用に焦点を置き、作成
•実践的なものになるよう、具体的事例と支援のポイントを掲載
•各種支援制度について、ポイントを押さえ、分かりやすく記載
■内容
若年性認知症に関する基礎知識
原因となる様々な疾患や早期の特徴
早期発見、早期診断、早期治療の重要性
早期診断・早期治療の意義、若年性認知症が疑われた場合の対応
企業と産業医の連携による支援が行われた事例・行われなかった事例
事例と支援をうまく行うためのポイント
早期発見、早期診断、早期治療に結びつけるために
医療機関の受診の際のポイントやアドバイス
就労時の支援
就労時から利用できる制度、企業が利用できる制度の紹介
退職後に利用できる制度
主に退職後に利用できる制度の紹介
相談窓口やインターネットサイトの紹介
介護者家族が相談できる窓口の紹介、各制度の問い合わせ先の掲載