老いの孤独を乗り切るカギは「ママ友」――「介護の日」有識者トーク

11月11日、ヤクルトホール(東京都港区)で開催された「がんばらない介護生活を考える会」が主催する「介護の日」セミナーは、今年も多彩な盛り上がりを見せた。
この催しは、介護看護医療など各分野の専門職である同会の委員が例年パネリストを務め、他にも時宜を得たゲストを招いている。
今年は、冒頭で鎌田實氏(同会委員代表、諏訪中央病院名誉院長)が小宮山洋子厚生労働副大臣と対談したほか、続けて岡本祐三委員(国際高齢者医療研究所所長)が沖藤典子氏(高齢社会を良くする女性の会理事)と対談した。

岡本氏と沖藤氏は20数年前、デンマーク視察旅行を共にした時、「子供に頼らず夫婦で老後の生活を営み、晩年1人になっても孤独に強い生き方をしている」高齢者像に驚かされたという。「北欧の高齢者には『私は子供たちの赤ちゃんになりたくない』という考えが浸透している」と岡本氏は指摘した上で、同国の自立支援サービスについて映像で紹介した。

これを見た沖藤氏は「私は、子供に多少の迷惑はかけるものと覚悟しているが、上手に他人の世話になりながら老いるのが理想」と同調。平均寿命の長い女性の寡婦期間は10年以上と言われるなか、「孤独は避けられなくても、地域から孤立をしないことが大切。老いてこそ、昼食を一緒に食べる程度の『ママ友』を早めに身近に得ておくことが必要です」と、70代女性らしい等身大の処世術を語った。

ノンフィクション作家の沖藤氏は、介護給付費分科会に加わった経験からも、現行制度にはついては鋭い意見を述べてきた論客。高齢者が血縁頼みに陥らずに在宅生活を続けるためには、家族や地域のインフォーマルな絆のみならず、社会的サポートの充実が欠かせないことも訴えた。

介護の日」セミナーではこのほか、看護師の葭田美知子委員による、毎年好評の実技講習があった。今年は、老老介護にも向く、介助者の体に負担の少ないリハビリパンツ交換の方法が紹介された。

またプログラムの締めくくりに、祖父の介護歴も長いという秦万里子さん(ピアニスト)のミニコンサートが行われ、軽妙なトークと演奏は、会場を埋め尽くした500名の参加者を沸かせていた。

◎がんばらない介護生活を考える会

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