アルツハイマーの原因物質、血管内にも――早期発見の道ひらく

福島県立医科大学医学部生化学講座の橋本康弘教授らは、独立行政法人理化学研究所などとの協働研究チームにおいて、アルツハイマー病原因物質の脳血管内皮細胞タイプを発見し、米国の科学雑誌にその成果を発表した。

アルツハイマー病は、脳実質にアミロイドベータペプチド(Aβ)が蓄積することが原因で発症すると考えられているが、実際には9割近い患者の脳血管壁にもAβが蓄積することが確認されている。今回の研究では、脳血管内皮細胞にもこのAβがあることを発見した。

アルツハイマー病にかかる経済コストは2010年の時点で、世界のGDPの1%を占めると報告されており、認知症対策の重要性が高まっている。日本でも推定60万人の患者がいるとされ、治療には早期発見が重要とされている。そんななか、今回の発見は、血液検査でもアルツハイマー病かどうかを診断できることを示唆しており、今後、アルツハイマー病脳血管性認知症などの認知障害の早期診断マーカーになる可能性が見いだされた。

◎福島大学

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