季節のコラム高齢者も無理なく楽しめる旅行のコツ
酷暑も少し和らぎ、レジャーや旅行に最適な季節がやってきました。シルバーウィークを利用して、旅行を計画している人もいるでしょう。今回は、高齢者の旅行の注意点や、無理なく旅を楽しむためのコツをお伝えします。
高齢者の旅行で大切なのは、まず、余裕を持ったスケジュールを組むこと。1日に観光スポットを何カ所も回るような旅では、疲れてしまいます。休憩をこまめに取り、立ちっぱなし・歩きっぱなしの時間が長くなり過ぎないようなプランを考えましょう。コロナ禍以来旅行は久しぶりという人は、思った以上に体力が落ちていることもあるので、特に無理は禁物。まずは近場の日帰り旅行で様子を見るのも一案です。
混雑するような場所も、できれば避けた方がよいでしょう。行列だらけのテーマパークよりも、景色をゆったりと楽しめるような場所が、高齢者には向いています。三世代の家族旅行の場合は、レジャー施設を併設した滞在型リゾートホテルなどを旅先に選べば、宿を核にして子どもから高齢者まで楽しめる旅になるでしょう。
持ち物や服装にも注意が必要です。急な気温変化にも対応できるよう、カーディガンなどの羽織ものを持参し、歩きやすい靴、両手が自由になるリュックやショルダーバックが最適。万が一のケガや体調不良に備え、健康保険証とおくすり手帳を忘れずに。毎日服用している持病の薬がある人は、旅行日数よりも少し多めに持参すると安心です。
日常を離れて旅に出かけることは、心身のリフレッシュになり、素敵な思い出づくりにもなります。きちんと準備や計画をした上で、旅行を満喫しましょう。
コラム 高齢者向けツアーや旅行サービスにも注目
旅行会社では近年、高齢者向けのパッケージツアー商品が続々と登場しています。長い距離を歩かない、ゆとりのあるスケジュール、車椅子利用者も参加可能、介助スタッフが同行するなど、体力に不安のある高齢者も安心して参加できるようなツアーが増えています。団体旅行は、参加者同士の交流が楽しめるのも魅力。個人で旅行に行くのは心配な場合は、こうしたパッケージツアーを利用するのもよいでしょう。