私は介護に対する専門教育を受けていないので、特にそう言う教育を受けた方に質問なのですが、
認知症を患い、一日に何度も不穏になってしまう方に対して、
「傾聴」
して、不安を和らげることはなかなか難しく、 傾聴が上手な方は私の経験上とても少ないですが、この「傾聴」の際に、現実ではないウソをつかざるを得ない場面もあると思います。
もう30年も息子の家に住んでいるにもかかわらず、既にとうの昔に無くなった「(昔結婚した当時の家に)帰らなければ」と夕方になると身支度を始める方に対して、「家は何十年も前になくなったよ」と説得しようとしても「馬鹿なことを言うんじゃない!」と火に油を注ぐだけなことが非常に多く…傾聴が上手な介護士さんはそのシチュエーションに成りきって
「あぁそうでしたね!皆そのつもりですよ、家に帰っても冷蔵庫に何も入ってないので晩御飯を食べてから皆も帰りますよ」
とか言って、その食事中に本人に気付かれないように本人が身支度した荷物をそっともとのタンスに戻して、食事が終わる頃には本人もそんなやりとりをしたことを忘れており、そのまま部屋に戻って朝までぐっすり眠る…ような対応をせざるを得ません。
実際、介護現場では認知症が重度の方が増えれば増えるほど、このような対応が多くなりますが、円満で穏やかな余生を皆さんに送って頂くには介護する側から見れば必須の技術にも思え、しかも容易ではなく、訓練とか経験がないと簡単には出来ません。
・質問①
こう言うのは学校とかでも訓練しているものなのでしょうか?
・質問②
「傾聴と称して嘘をつくことは悪いことだ」
と言って認知症の方を不穏にさせてばかりの介護士さんもよく見かけます。
「あなた達のやっていることは人権無視だ。私は人権擁護をしている」と言われればその通りかもしれませんが…
実際、この嘘は適切だと思いますか?
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