10月19日から、研修で遠方に行っており、しばらく不在ですいませんでした。回答リクエストにお応え致します。
①先日の会計検査院の調査結果だと、小規模多機能の8割が利用定員の50%を満たしていないという結果です 貴方の施設の平均介護度=3.8 、現在の登録=25人の小規模多機能なんて、すごい利益を上げて儲かっているはず?
まずは、その人員で業務が回りますか? もし、可能なら、人件費も少なく抑えられて、収入-支出の差の利益が2000~3000万円ぐらい行きますよ?そんな小規模多機能なら、国内のトップクラスの収益性ですね?
でも、9人が常時、宿泊中の施設は、1日の利用定員のMAX15人を圧迫するので、通いの利用者を多く受入れられず、多くの施設がそれで失敗しています。
理想は通い中心で、要介護3で週3~4回の利用です。
宿泊がMAXの9名なら、残り登録者16名で毎日6の通い定員枠を割り振ると、一人週2.6回の利用で、利用者からサービス回数が少ないと苦情が出ます。それでは行政に指導されます。利用者から苦情が出ない利用体系が求められます。
よって登録定員が25人や平均介護度=3.8は無理だと思います?
②人員の配置ですが、通い15名に対して5名、訪問1名で、通いサービスの時間帯に毎日常勤換算で6名の従業員の配置が必要です。
・管理者・ケアマネ、早勤、遅勤、夜勤だけで、常勤職員7名が必要になるはず。
・管理者・ケアマネは配置義務の6名に含められません。
・早勤・遅勤以外に通いの時間内に、常勤換算で4名分の従業員が必要です。4時間パート2名と残りの常勤職員2名を含めても、配置義務の従業員を満たせません。
よって、違反になり、遡って介護報酬の3割カットになり、改善を図らなければ業務停止もあります。
最低でも、常勤職員を3名追加雇用して、ギリギリです。有給等を考えると、あと+1名の職員は必要。
・看護職員の配置も義務があります。
・毎日の入浴介助や調理を考えると、職員・パートで15名ぐらいの雇用は必要。
③通いの定員は、同じ時間にMAX15名(通い・宿泊)を越えなければ問題ありません。
ご指摘の通り、午前1名、午後1名も可能です。
基準は介護保険法で定められて全国一緒です。月平均で無く、1日でも定員を超えてはいけません。但し、緊急の時は市町村と協議して、例外的に定員を超えてもOKの場合はあります。行事等の時もそのパターンです。
④訪問に関しては回数や定員の規制がありません。小規模多機能は他の事業所の通所や入所サービスと異なり、サービス中の通院介助や送迎等のサービスも可能です。
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