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【Yahoo!知恵袋ユーザー】 さんの相談 2013-10-17 19:14:39

小論文の添削お願いします3(介護何でも相談)

小論文の添削お願いします3 「行政と民間の役割分担について」

行政とは、法律を執行し実施する機関である。つまり、法律に縛られて自由がない仕事といわれ、お役所仕事と揶揄されることもある。確かに官僚システムは、縦割りで予算のやりくいなど非効率だし、採算がとれないサービスを提供し、自治体の財政赤字を拡大する傾向がみられる。
しかし、これは市場システムではうまく供給できない公共財を、権力を使って安定的に供給するシステムがあるからだ。この中には、子育てや介護、災害対策など地域にはなくてはならない重要なサービスが含まれる。
ただこのような各サービスにおいて、行政サービスのみで補完できているとはいえない。なぜなら、1995年の阪神・淡路大震災における要救助者35000人のうち、27000人は市民自身により自力または隣人の力を得て救助された。この震災を契機に、神戸市では地域全体の自立と連帯が不可欠であるという認識が拡がり、自助・共助・公助による協働しあえるまちづくりが推進されることとなった。つまり、行政と民間とが協働し地域を支えていく方法が必要だといえる。
その方法とは、地域福祉計画の策定である。盛り込まれる項目には、福祉サービスの適切な利用の推進、社会福祉を目的とする事業の健全な発達、地域福祉に関する活動への参加の促進があげられる。つまり、行政と民間とで地域をどのようにソーシャルキャピタルを形成していくか、その舵取りをしていける専門職が必要であろう。
その能力とは、地域住民と連携する力やほかの専門職と連携する力といった連携力や、個別の生活課題へ対応する力、個別の課題をアセスメントする力といった対応力など、コミュニケーション能力や傾聴技術など、ソーシャルワークだけでなく、自治体の中を広く見ていく視野の広さも必要といえる。
つまり、円滑に地域を支える方法として、専門職による調整機能により、行政と民間は協働しあえる力を、よりよく発揮していけるのだ。

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