介護の専門家に相談できる

次文は実際に起きた転倒・転落の事例です。①あなた自身は...（介護何でも相談）

次文は実際に起きた転倒・転落の事例です。①あなた自身は、損害賠償金はどれくらいと考えますか？②また、そのように考えた理由を自分なりにまとめて、筋道を立ててください。③さらに、このような不幸を招かない為 にどのようにしたらよいと思いますか？

ケース１
事故概要：全盲で認知症のあった入所者A（７０代女性）が居室で同室者と口論、騒ぎが収まらなかったたね、夜勤の介護福祉士Bが他の居室に移動させ、入所者Aを１人残して他室にて別の入所者の介護にあたった。
Aは１～２時間叫び続けた後、午前０時頃には静かになったが、午前4時３０分頃、窓を開けて出窓のフェンスを乗り越えて３階から転落し、死亡した。

ケース２
事故概要：施設職員がベッドのリクライニングを起こした際、転落を防止仕様路ベッドの柵のない側を壁際に近づけてその場を離れた。寝たきりの入所者は自力で体位を保持することができなかったため、ベッドの傾斜で体幹が傾いた状態から徐々に乗り出す格好となり、壁面に設置されていた熱輻射式の暖房機に顔面と上肢を接触させて２～３度の熱傷を負った。被害者はアルツハイマー病と硬膜下血腫後の肢体不自由の既往があり、体位の保持・回避行動が自らできなかった。
被害者は６８日間の入院後、約４ヶ月通院したが、顔面・上肢・前胸部に瘢痕が残ってしまった。

ケース３
事故概要：歩行能力は減退しているが、杖なしでの歩行が可能な（８７歳・徘徊癖あり）がショートステイを利用した。
利用２日目の午前６時３０分頃、洗面所付近で転倒し、直後に病院に搬送されたが、脳挫傷、外傷性クモ膜下出血等の外傷を負った。