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【知恵袋ユーザー】 さんの相談 2010-11-06 23:06:47

誰でも分かるじゃんけんってありますか?(介護何でも相談)

誰でも分かるじゃんけんってありますか? じゃんけんと言えば「ぐう=石」「ちょき=はさみ」「ぱあ=紙」で、「ぐうはちょきに勝つ」「ちょきはぱあに勝つ」「ぱあはぐうに勝つ」…というルールは知っている人も多いと思います。学校で習ったとかではなく、子どもの頃の遊びの中から自然と覚えていった。それも勝ち負けの関係もみな決まっているから分かりやすい…それで「誰でもわかるじゃんけん」って?じゃあ、誰か分からない人がいるの?と思われるかもしれないですね。

実は特別支援学校の遊びの研修の話題なんです。これ。特別支援学校の児童・生徒を対象にじゃんけんをやろうとすると、「じゃんけんがわからない」というケースがあるんです。

知的障害の軽いお子さんならじゃんけんはできますし、ルールも分かります。けれども重度のお子さんはどうでしょうか。手が自由に使えても「ぐう」「ちょき」「ぱあ」を知らないので出せない、出せてもじゃんけんのルールが分からないから勝敗も分からない…ということが想像できます。

今障害の程度に関係なく誰でも遊べるような遊びを考えようという研修をやっています。例えば紙飛行機なら、手に持つ→投げる→飛ぶ飛行機を見る…というような「感覚遊び」なので重度のお子さんでも楽しむことはできるんです。でもこれで「遠くまで飛ばした方が勝ち」「黒い線を越えたら20点、赤い線を越えたら50点」…のようにルールを付け加える(=制限がつく)と彼らは遊べなくなります。ルールを理解することが難しいからです。

…じゃんけんも実は同じなんです。「ぐう=石」こと、「ちょきはぐうに負けるけれど、ぱあには勝つ」こと…このような関係性の理解が難しいお子さんもいます。それ以上に「勝ち負け」という概念を理解することが難しいと思うんです。障害を持つ子どもたちの遊びを考える中で、ルールがいらなくて出来るじゃんけん…そんな遊びが果たしてできるかどうか…探しています。重度の子で分かる遊びならば、軽度の子でも遊べるからです(…満足するかは別ですが)。

遊びにはルールがある。でもルールがあるということは制限がつくこと。その制限を理解することが難しい子どもに、どんな遊びが提供できるか?教えて下さい。

補注:知的障害児が対象です。吸引が必要な子どもはいません。歩行不安定の子どもも軽度なので日常生活に支障はないです。

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