残念な体験です。
義母が昨年、認知症により糖尿病が悪化し入院したところ、1年前に申し込んでいた特養ホームから連絡があり入居できることになりました。
入居前の判定会議で、高血圧とてんかんの既往症の指摘が老人ホームからあり、入院期間を延長して追加の検査を行ないました。
特養とは言いながら、実の父親が入居する民間の老人ホームよりも豪華で素晴らしい設備、加えてユニットケアで同じユニット、お隣のユニットにもお友達もでき、本人も家族も大変喜んでおりました。
ところが、2ヶ月ほどたったある日 てんかんで倒れ、救急搬送されたとの知らせが。
このときに、施設側が高血圧・てんかんの薬を飲ませていなかったことが判明しました。
幸いその時は一命は取り留めたのですが、嚥下障害や運動障害(体力の低下に伴うものも)が残り、救急病院に約3ヶ月、リハビリ病院に2ヶ月あまり入院、回復の願いむなしく10月に亡くなりました。
施設側は投薬ミスについて全面的に非を認め入院費用も全額施設負担となりました。それも保険の範囲以内でのこと、施設側の事務手続きにミスがあり、立替負担が発生しました。特にリハビリ病院に転院してからなくなるまでの立替金は、死亡後5ヶ月たった今でも補填されていません。
投薬ミス事例では、誤って違う薬を飲ませてしまった例は聞きますが、1ヶ月にわたって飲ませるべき薬を飲ませていなかった、そしてその結果発作を起し、死亡に至った例は聞いたことがありません。
施設側との交渉で、入所時の書類チェックや入所後の判定/所内会議、指定医への情報提供、所内での情報共有に問題があることが明確になってきました。
現在施設(保険会社)からの賠償金提示と立替金の早期補填を求めて交渉中です。
気に入っていた施設にわずか2ヶ月間しかいられなかった義母がかわいそうでなりません。
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