介護予防について

日本人の平均寿命は年々伸び続けていますが、健康寿命(けんこうじゅみょう)は下がってきていることはご存知ですか?
健康寿命・・・日常的に介護を必要としないで、自立した生活ができる生存期間

日本人の健康寿命

2004年調査時:男性72.3歳、女性77.7歳(WHO発表)
2012年調査時:男性70.4歳、女性73.6歳(厚生労働省発表:6月)
※男性で約2歳、女性で約4歳下降


■健康寿命を延ばすために~介護予防のポイント

介護予防は、「介護が必要な状態になる前に、高齢者の身体機能の低下に事前に気付き対策をうつこと」すなわち「早期発見・早期対応」が大切とされています。
主要なチェックポイントは大きく「運動機能」「栄養」「心」の3点の健康状態です。
もし少しでも不安を覚えたら、地域包括支援センターに相談しましょう。介護予防について、適切な指導を受けることができます。

(横浜市ホームページより)

<チェックポイント>

  • 転倒しやすくなっていないか
  • 腰の具合はどうか(日常生活に支障はないか)
  • 膝の具合はどうか(日常生活に支障はないか)
  • 食事内容・量は適切か
  • 口腔ケアはきちんとなされているか
  • 嚥下(飲み込み)の状態はどうか
  • 閉じこもりがちになっていないか
  • 精神不安を呼ぶような出来事の有無

■「介護予防事業」から「介護予防・日常生活支援総合事業」へ

厚生労働省も、健康寿命の延長のために「介護予防事業」を推進しています。 この目的は、高齢者の方々が介護サービスを受けずにできるだけお元気で過ごしていただくことです。
対象は、介護保険の対象外となる自立した高齢者及び、要支援1,2の認定を受けた方となります。
同事業は各市区町村に運営がゆだねられており、①運動機能の向上、②栄養改善、③口腔機能の向上、④閉じこもり予防・支援、⑤認知症予防・支援、⑥うつ予防・支援などに関するサービスが提供されています。また、要支援1,2の方はデイサービスや訪問サービスも組み合わせたサポートが行われています。

また、2012年の介護保険制度改正では「地域包括ケアシステム」がキーワードとして挙げられており、介護予防事業も地域での総合的なサービス提供を行う方針となりました。
利用者の状態像に合わせて、見守り・配食等を含めた、生活を支えるための総合的で多様なサービスを提供することが可能になります。
この運営も実施内容は各市区町村に委ねられています。ご自身やご両親が住む地域のサービスを調べて、ぜひご利用ください。

市町村で提供している介護予防サービス<例>

●運動機能

  • シルバートレーニングスタジオ(足腰を丈夫にし、いきいき生活を送るための体操教室)
  • 心もからだもいきいき体操(専門講師による健康体操)
  • 浴場ミニデイサービス(開店前の公衆浴場で高齢者向けの体操と入浴を実施)

●栄養

  • 口腔機能の向上(飲み込む・かむなどの働き)講座(肺炎予防のための口腔清掃や口の機能を高める方法を学ぶ)
  • しっかりかんでおいしく講座(栄養改善講座・バランスのとれた食生活のお手伝い)
  • 「食」のほっとサロン(楽しい会食を中心に、食前のお口の体操や食後の歯みがきなど健康を保つための活動を実施)

●心の状態(生きがい・やりがい・役割)

  • ふれあいクラブ(昼食会)(昼食会を通して友達の輪を広げ、楽しく過ごして頂くためのクラブ)
  • 元気でいきいき教室(食事、趣味等の生きがい活動)
  • いきがい対応型デイサービス(いきがい・趣味活動等を通して、介護予防と自立した生活を支援)

コラム:~ 高齢者の役割・生きがい・やりがい ~

役割や生きがいというものは、「心身ともに元気な状態」と重要なつながりを持っています。
人は、必要とされたり何かを助ける中で、自分の存在価値を見つけます。加齢に伴い、長年勤めあげた仕事を退職し、大事に育て上げたお子さんたちが独立していきます。それは、それまで持っていた役割を手放していくことになります。
人によっては、急に元気がなくなるのがこの頃です。

定年退職を65歳として、それからの15年を余暇の時間として計算した時、実は、20歳から45年間働いた時間数と同じ位の余暇で過ごすことになります。
それをどのように過ごすか、どのくらい健康でいられるかは、長いセカンドライフ期間にはとても重要であることがおわかりになると思います。

ご自身がご自身らしくあるために、趣味を持ったり、人と触れ合ったり、ボランティアに参加する。また、人によっては、それまでの経験を生かして、ビジネスを始めることも充実したセカンドライフになるでしょう。

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