障がい者への虐待件数、過去最悪

2017年度、市区町村などが認定した障がい者への虐待の総件数が2600件余りだったことを、厚生労働省が発表した。被害者の総数は3500人余りとなった。いずれも市区町村などからデータの集計を開始して以来、最多となった。

厚労省によると、17年度に親や親せきなどの「養護者」や、職場の上司などの「使用者」、「障害者福祉施設の従事者ら」が障がい者に行ったとされる虐待の総件数は2618件。被害者数は3544人だった。

■近年増加する施設での虐待
このうち「障害者福祉施設の従事者ら」による虐待は464件。前年度より63件増加した。13年度(263件)に比べると、201件増えている。被害者数は666人だった。近年、施設での虐待が増加している背景について、厚労省では「施設を利用する人が増えていることが影響しているのではないか。また、現場で虐待防止の意識が高まり、問題が発生した際でも、隠ぺいせずに通報する事業所や法人が増えていることも影響していると考えられる」(障害保健福祉部)としている。

施設で虐待を受けた人の障がいの内訳では、最も多いのが知的障がいで71%を占めた。また、虐待の種類(複数回答)では、暴力を振るうなど「身体的虐待」が56%、暴言などで相手を追い詰める「心理的虐待」が42%、「性的虐待」が14%、介護や世話などを行わない「放棄、放置」が7%、金銭や物品を奪うなどの「経済的虐待」が6%となった。

■家族などからは1500件超、職場などでは約600件
また、17年度に確認された「養護者」からの虐待の件数は1557件(前年度比19件増)、「使用者」による虐待は597件(同16件増)。このうち、「養護者」からの虐待の被害者は1570人(同16人増)で、このうち1人の死亡が確認された。「使用者」からの虐待の被害者は1308人(同336人増)だった。

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