東京都は10月5日、住民登録か外国人登録のある都内の100歳以上の高齢者3,905人(9月15日時点)のうち、7人が所在不明と発表した。
発表された9月28日までの調査結果によると、都内の100歳以上高齢者で所在不明とされた7人のうち、“住民登録があるが居住実態がなく所在確認ができなかった人”は4名。“居住実態のない外国人登録者”が2名で、残る1人は7月に身支度をして外出後、行方不明となり依然発見されていない人となっている。
所在確認にあたった26区市町村からは、「介護保険や後期高齢者医療保険の利用状況の情報を活用したが、個人情報の目的外使用の申請手続きに時間を要した」など、個人情報の取扱いやプライバシーの保護が所在確認の障害となったことや、「寝たきり等本人と対面することが難しいケースがあり、所在確認を行うには介護保険の給付記録等の活用を組み合わせて行う必要があった」など、面会以外に所在を確認する方法について意見が寄せられた。
■問い合わせ
東京都福祉保健局高齢社会対策部在宅支援課
TEL:03-5320-4275
◎東京都「100歳以上高齢者の所在不明者数等調査の実施結果について」
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