消費者庁は10月1日、介護ベッド用手すりのすき間に頭や首、手足などを挟む事故が発生していることを受け、注意喚起を行った。
発表によると、問題となっている介護ベッドの手すりはパラマウントベッド社製のもので、1992年から2000年にかけて製造したもの。
同社の手すりによる事故はこれまでに7件(死亡2件、重傷5件)発生しており、介護ベッドメーカー各社の手すりによる事故はこれまでに37件にも上るという。
パラマウントベッドでは、2001年10月からベッド手すりのすき間を埋めるための対策品(T字型の簡易部品)を無償で配布しているが、今回事故のあった施設では、この対策品を入手していなかった。
消費者庁では、必ず対策品を使用するとともに、製品の使用に際して不具合や不安などがある場合には、製造事業者または販売事業者などに相談するよう呼び掛けている。
製品本体
すき間を埋めるためのT字型簡易部品
簡易部品の装着後の図
※画像はすべて消費者庁発表資料から抜粋