ダイハツ工業は5月26日、高齢者の自動車事故低減に向け、産官学民による取り組みを開始することを発表した。
取り組みは、高齢化が進む地域社会で「いくつになっても自由に移動できる自立した生活」をサポートすることを目的に、「産=ダイハツ・日本自動車連盟(JAF)」「官=地方自治体」「学=理学療法士協会」「民=地域社会」が連携して行う。
具体的には、同社が販売会社を拠点に地域イベントを開催し、地方自治体や住民自治協議会が地域の高齢者など参加者を誘致。イベントではJAFによる安全運転講習会や、理学療法士協会による運動指導などのカリキュラムを行い、運転に必要な筋力や認知機能の維持を図ることで、高齢者の事故低減に向けてサポートしていく。
同社では、2016年度に三重県、広島県、静岡県にてイベントを試行しており、これまでに計約100人の地域住民が参加している。今年度から本格的にプロジェクトを始動し、全国規模の活動へと拡大していく計画だ。
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