大王製紙は、5月29日、在宅介護中の男女300名を対象に実施した意識調査の結果を発表した。
それによると、在宅介護を始めた年齢の平均は50.9歳、「将来、在宅介護をするかもしれない」と意識し始めた年齢は平均48.2歳。在宅介護を意識し始めてから3年ほどで実際の介護が始まった人が多いことがわかった。また、在宅介護が始まったときの自身の年齢をどう捉えているかを聞いたところ、61%が 「思ったよりも若い年齢で在宅介護が始まった」と回答した。
在宅介護は、「予想よりもあきらめなければならないことが多いと思うか」との質問では、71%が「多い」と回答。具体的には「自由な時間を持つこと」(79%)、「旅行すること」(70%)「趣味を続けること」(48%)があがった。予想外のつらさを感じる人も多く、69%が「精神的につらい」、61%が「肉体的につらい」と回答。精神的なつらさで最も多かったのは「排せつ介助(おむつ交換・トイレ介助など)」(68%)だった。39%が「夜間の排せつ介助を行うことで寝不足になった経験がある」と回答している。排せつ介助は、精神的にも肉体的にも負担感が大きいことがわかった。
◎大王製紙 プレスリリース
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