静岡県は2日、「静岡県在宅療養支援ガイドライン」を作成したと発表した。今後、高齢化が進み、団塊の世代が後期高齢者となる2025年には、在宅での医療を必要とする方の増加が見込まれる。ガイドラインは、入院患者や家族が安心して病院から在宅療養へと移行し、住み慣れた地域で暮らせることを目的に、医療・介護従事者向けに多職種が効率的かつ効果的に連携するための基本的なルールを定めている。
ガイドラインは、3章から成り立っている。第1章は「在宅復帰の体制づくりのポイントについて」、第2章は「在宅療養における多職種連携について」、第3章は「看取りの基本的な考え方について」。
今後は、ガイドラインを基に、県内の病院、在宅医療に携わる医師、訪問看護師、介護従事者、薬剤師等へ配布し、研修会等でルールの普及および連携体制の構築を図る。また、それぞれの地域で必要な在宅療養に対応するために、ワーキンググループ等を開催し、地域の実情にあったルールづくりを進めていくという。
◎静岡県 在宅療養支援ガイドラインの作成について
http://www2.pref.shizuoka.jp/all/kisha17.nsf/c3db48f94231df2e4925714700049a4e/f91cb91ef6e0b1914925810f001f328b?OpenDocument