厚労省は1日、「第22回生命表(完全生命表)」を公表した。通算して21回目の調査結果であり、平成27年国勢調査による日本人人口の確定数、人口動態統計の確定数(平成27年死亡数、平成26 年および平成27年出生数)を基に作成されている。これによると日本の平均寿命は過去最高となり、男性は1.20年延びて80.75年、女性は0.69年延びて、86.99年であることがわかった。
また、「10万人の出生者が年齢別死亡率に従って死亡していく」とした場合の死亡数を見ると、男女ともに70歳代から急激に増加し、男性では87歳(4,127人)、女性では92歳(5,025人)でピークを迎えた後、急激に減少する。生命表における“死亡数のピーク”は、回を重ねるごとに高齢に移動しており、「高齢化が進んでいる」ことが明らかになった。
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◎ 厚労省 第22 回生命表(完全生命表)の概況
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/22th/dl/22th_11.pdf