東京商工リサーチは、「介護離職」に関するアンケート調査を実施。過去1年間に介護離職者が724社で発生していたことがわかった。
(2016年11月17日~28日にインターネットによるアンケートを実施し、7,391社の有効回答を集計、分析)
全企業でみると、介護離職が「ない」が5,612社で、「ある」が724社で全体の約1割ということがわかった。
資本金別では、1億円以上の大企業で、介護離職が「ある」が244社、「ない」は1,150社。また、1億円未満の中小企業では、「ある」が480社、「ない」が4,462社となり、中小企業よりも従業員の多い大企業ほど、介護離職者の発生割合が高く、企業規模で格差があることがわかった。
また、「仕事」と「介護」の両立支援について勤務先の取り組みが十分かどうかを確認したところ「そうは思わない」が7割という結果になった。
◎東京商工リサーチ 「介護離職」に関するアンケート調査
http://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20161227_01.html