中学生、高校生を対象としたスマートフォンアプリ開発コンテスト「アプリ甲子園2016」で、開成高等高校の大渕雄生くん(以下 大渕くん)が優勝した。手がけたのは、認知症の方をターゲットとした介護サポートIoTツール「FindFamily」。
(アプリ甲子園2016 ファイナリスト)
認知症の曽祖父を持つ大渕くんは、“介護の負担を減らしたい”と、認知症の方をサポートするためのIoTアプリを開発した。靴にGPSを埋め込み、アプリのマップ上に位置情報を表示することで、ユーザーがどこにいるのかわかる機能を持つ。 また、靴を履いているかどうか、最後に靴を履いたのはいつかなのかも確認できる。 徘徊した場合にも対応し、周囲の人から見つかりやすいように、アプリから靴を光らせることも可能に。「靴を履くことは違和感なく、自然な動き」という気づきが、開発のきっかけになったという。
審査員からは「総合的な技術力に長けているだけでなく、実際の使われ方に非常に配慮した超高齢社会の日本にとって最高のアプリ」と高評価。会場からも驚きの声があがっていたという。
◎アプリ甲子園2016
https://www.applikoshien.jp/