ALSOKは、国土交通省の「スマートウェルネス住宅等推進モデル事業」を活用し、全国10カ所の市町村にて認知症高齢者の「見守りネットワーク」構築の支援に乗り出す。
事業では、Bluetooth®無線技術を利用した小型・軽量の端末「みまもりタグ」やスマートフォンの位置情報機能などを活用する。「みまもりタグ」を携帯した高齢者の行方がわからなくなったとき、専用の「みまもりタグアプリ」をインストールしたスマートフォンや感知器とすれ違うと自動的にサーバーに位置情報が蓄積されることで、高齢者を捜索する際の一助にしたり、近くにいる人に情報提供を呼びかけたりすることができる。スマホに「みまもりタグアプリ」をインストールした人が多いほど位置情報の精度が上がるため、地域の見守りネットワークの構築が重要になる。
モデル事業は、茨城県笠間市、東京都多摩市・稲城市、埼玉県さいたま市・小鹿野町、神奈川県海老名市、滋賀県湖南市、奈良県天理市・生駒市、福岡県北九州市にて、2016年12月~2019年3月の期間実施する。同社では、「みまもりタグ」や位置情報の提供基地局「みまもりタグ感知器」などを無料で配布。取り組みを通じてそれぞれの自治体と連携し、地域が主体となった見守りネットワークの構築を支援していく。
◎ALSOK ニュースリリース
http://www.alsok.co.jp/company/news/news_details.htm?cat=2&id2=825