介護職の人材紹介サービス、株式会社ウェルクスは、介護系のフェイスブックやツイッターの読者などを対象に「外国人介護士の受け入れ」について調査を実施した。10月24日~11月16日の期間に全国の20代~60代の男女81名が参加した。
調査で、外国人介護士と一緒に働いているかを訊ねたところ、「働いている」が24.7%、「働いていない」が75.3%。自分の職場に外国人介護士が入職することには、「賛成」が56.8%、「反対」が43.2%であった。賛成と回答した人の意見では、「どんな職種にも外国人はいるのに、介護職がなぜ純血主義なのか」、また、職場に外国人介護士がいた経験のある人からは「言葉の問題は多少あったが、ケアの細やかさは日本人よりも上と感じた」などが寄せられた。反対と回答した人の意見では、「まず日本人の賃金を上げることが先決」「安価な労働力の確保をしようとしている」など、実際の業務ではなく、国の政策への疑問が目立った。また、「外国人介護士の受け入れで、人材不足が解消するか」との質問には、「そう思う」17.3%に対し、「そう思わない」が82.7%で大半を占めた。
外国人介護士受け入れのメリットとしては、「外国人介護士に分かりやすく教えることで、業務改善点などに気づきやすい」、デメリットとして、「外国人を下にみているスタッフや利用者と、母国では優秀でハイクラスな外国人との軋轢」などの声があった。自分が利用者だとした場合、「介護士に国籍は関係ない」が60.5%、「外国人介護士には介護されたくない」が39.5%だった。
◎ウェルクス ニュース
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