埼玉県保健医療部食品安全課は、10月27日、蕨市北町の介護保険施設で提供された食事から食中毒の原因となるウェルシュ菌を検出したと発表した。
22日、川口保健所に蕨市内の介護老人保健施設から「複数の入所者が今朝から下痢症状がでている」との連絡があり、調査を開始した。
施設内では食事をとった男女195人(入所者133名、通所者35名、施設職員27名)のうち男女32人( 男性8名、女性24名、67歳から94歳)が下痢を発症。調査の結果、患者9名の便から食中毒の原因となるウェルシュ菌が検出された。受診者は3名で、入院者はなし。現在では全員回復している。
21日に当該施設で調理提供されたメニューは、かき玉うどん、鶏肉の山椒焼、和風サラダ、漬物、すまし汁などであった。
埼玉県川口保健所では同施設で調理を担当している営業者に対して、食中毒の再発防止を目的に10月27日~29日3日間、営業停止の処分とした。また期間中、施設の消毒を指導するとともに調理従事者への衛生教育等を行った。
◎埼玉県 プレスリリース
http://www.pref.saitama.lg.jp/a0001/news/page/161027-16.html