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55.1％が「介護離職ゼロ」を正しく理解せず―オリックス・リビング調査

オリックス･リビング株式会社は、11月7日、11日の「介護の日」に合わせて例年実施する「介護に関する意識調査」の結果を発表した。

調査は、全国の40代以上の男女1,238名（男性747名、女性 491名）を対象に実施。政府が推進する「介護離職ゼロ｣について訊ねたところ、その内容について31.1％が｢わからない｣と回答し、「介護職員の離職を防いで、業界の人手不足解消するための政策」（24.0％）と誤認している人とあわせて55.1％が正しく理解していなかった。年代別では、「わからない」と答えた人は、介護に直面していないとみられる40代が他世代に比べて多かった。
介護休業制度については、｢聞いたことはあるが内容までわからない｣（53.7％）、｢知らない｣（28.8％）とあわせて82.5％が理解していなかった。介護離職せずに家族の介護と仕事を両立できる思う人は5.7％で、昨年の9.7％より減少した。

自身が認知症を発した場合「施設に入る」と回答した人は77.6％で、女性は86.2％、男性が72.0％となり、男女差が表れる結果になった。また、配偶者による介護を男性の67.8％が希望するのに対し、女性の65.2％は希望しないという結果に。配偶者を介護することについては、男性の男性82.1％が介護したいとの意向を示したのに対し、女性では65.9％だった。

◎オリックス・リビング　プレスリリース
http://www.orixliving.jp/company/pdf/pressinfo_161107.pdf