厚生労働省福島労働局は、高年齢者を65歳まで雇用するための「高年齢者雇用確保措置」の実施状況などを集計した、平成28 年「高年齢者の雇用状況」公表した。
本調査は、雇用状況を報告した従業員31 人以上の企業2,391社の状況をまとめたものとなる。
結果のポイントとしては、定年制の廃止および65歳以上の定年企業は533社で、前年よりも34社増加したことがわかった。このうち、定年制の廃止企業は63社、65歳以上定年企業は470社。また、希望者全員に66歳以上の継続雇用制度を導入している企業は146社で中小企業が145社、大企業が1社であった。(従業員31 ~300 人規模を「中小企業」、301 人以上規模を「大企業」とする)
70歳以上まで働ける企業は485社であり、前回よりも48社増えた結果となった。
福島労働局はこれらの結果を踏まえ、生涯現役社会の実現に向け、65 歳までの雇用確保を基盤としつつ、年齢にかかわりなく働き続けることが可能な企業の普及・啓発等に取り組む。