大阪府堺市では、2016年10月より「ダブルケア相談窓口」を基幹型包括支援センター内に設置する。育児と介護を同時に抱える『ダブルケア』の問題にワンストップで対応。必要なサービスや専門機関へと結びつける支援を実施する。また、精神的、身体的な負担を軽減するとともに、介護離職を防ぐことを目的としている。
近年、晩婚化・晩産化等を背景に、育児期にある者(世帯)が親の介護も同時に担う問題が指摘されるようになっている。内閣府の就業構造基本調査によると、ダブルケアを行う人口は約25万人にのぼり、うち女性が約17万人、男性が約8万人。30~40歳代が多く、ダブルケアを担う男女の約80%を占めている。
介護を理由とする離職者は、毎年10万人前後発生しているため、政府も介護離職者ゼロ施策を展開している。
同市では相談窓口の開設に合わせて、「ダブルケアを考えるセミナー」を開催。ダブルケアの課題に取り組んでいく。
■日時:2016年10月8日(土)
13時30分~15時30分
■開催場所:
堺市総合福祉会館6階ホール
(堺市堺区南瓦町2番1号)
■定員:
先着400名(参加申込みは不要)
■参加費:
無料
◎ 「ダブルケアを考えるセミナー」
(堺市健康福祉局長寿社会部高齢施策推進課)
http://www.city.sakai.lg.jp/kenko/fukushikaigo/koreishafukushi/doublecare.html