総務省統計局は、「敬老の日」(9月19日)にちなみ、統計からみた我が国の高齢者のすがたについて取りまとめを発表した。
調査項目は「高齢者の人口」「高齢者の人口移動」「高齢者の暮らし」「高齢者の就業」「高齢者の家計」の5つ。
高齢者の人口は346,1万人となり、過去最高に。総人口に占める割合は27.3%と過去最多となった。
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また、初めて女性の高齢者割合が30%を超える結果に。
人口移動は、東京や大阪の大都市圏で転出が増加。また、就業者数は12年連続の増加で730万人となり、過去最多を更新した。うち、70%以上が非正規雇用であり、「自分の都合のよい時間に働きたいから」という理由が多く見られた。
高齢者世帯の貯蓄額は、1世平均で2,430万円。「交際費」「保健医療費」の支出割合が高く、ネットショッピングの利用は10年間で3.6倍に増加。若い世代だけでなく、高齢者でも利用が増えていることがうかがえた。内訳は「医薬品・健康食品」が最も高い数値となった。
◎統計トピックスNo.97 統計からみた我が国の高齢者(65歳以上)
~「敬老の日」にちなんで~
http://www.stat.go.jp/data/topics/topi970.htm