東京都福祉保健局は、9月2日、羽村市内の有料老人ホームで食中毒が発生し、1名が死亡したと発表した。
都によると、8月28日の午後1時頃、羽村市内の有料老人ホーム「グリーン東京」から保健医療情報センターを経由して、西多摩保健所に、前日から入居者が下痢、発熱、おう吐などを呈している旨の連絡があった。この老人ホームでは、外部の給食委託業者「株式会社シーケーフーヅ」が、施設内で調理し食事を提供していた。
西多摩保健所が食中毒と感染症の両面から調査を開始した結果、複数の患者のふん便から腸管出血性大腸菌O157を検出。調理施設が調理した食事のほかに、患者が共通して食べたものがなく、感染症を疑う情報もないことから、食中毒と断定された。
患者23名のうち12名が入院し、9月1日には、入院中の患者1名が死亡した。
都は、食事を調理した株式会社シーケーフーヅに対し、8月31日から7日間の営業停止の処分を行った。
◎東京都 報道発表資料
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2016/09/02/04.html