パーキンソン病の早期診断に有効なバイオマーカーを同定―同志社大

同志社大学は、8月4日、生命医科学部システム生命科学研究室の斎藤芳郎准教授らの研究グループが、パーキンソン病の早期診断に有効なバイオマーカーを同定したと発表した。


(イメージ)

神経変性疾患の1つであるパーキンソン病は、加齢が主なリスクファクターとなり、60歳以上では100人に1人が発症している。パーキンソン病の発症には活性酸素種が深く関与すると考えられ、活性酸素種から体を守る働きをする「DJ-1」の遺伝子配列に変異が起こって機能が低下すると、家族性パーキンソン病を発症することが知られている。しかし、その詳細は明らかになっていない。

DJ-1は、活性酸素種により酸化されて「酸化DJ-1」を生じ、酸化DJ-1レベルの増加は、活性酸素種の増加を示すと考えられる。
今回、研究グループでは、酸化DJ-1に特異的に結合するモノクローナル抗体を作成し、酸化DJ-1の測定方法を開発した。そして、150名のパーキンソン病患者について血液中の酸化DJ-1レベルを調査した結果、治療を開始する前の早期パーキンソン病患者(未治療パーキンソン病患者)の血液中で増加することを発見した。血液中の酸化DJ-1レベルの増加は、パーキンソン病モデル動物でも見られた。

パーキンソン病は、診断された段階で脳内のドーパミン神経が半分以上変性しているため、克服には早期診断・早期治療が鍵になると考えられている。研究成果から、血液中の酸化DJ-1レベルをバイオマーカーとすることによって、パーキンソン病の早期に起こる活性酸素種の増加を捉え、早期治療へと発展することが期待できるという。

◎同志社大学 プレスリリース
http://www.doshisha.ac.jp/news/2016/0804/news-detail-3665.html

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