参議院選挙で連立与党が勝利したことをふまえ、8月3日、第3次安倍第2次改造内閣が発足した。塩崎恭久氏厚生労働相は留任し、引き続き安倍政権を支える。
改造内閣発足後の初閣議では、「復興の加速化」「一億総活躍社会の実現」「世界の中心で輝く日本」の3つを柱とする政策が決定された。
社会保障については、「一億総活躍社会の実現」の一環として、高齢者のみならず、現役世代も安心できる社会保障制度の改革・充実を進めていくことが確認された。介護施設の整備や介護人材の育成を大胆に進めていくほか、医療制度では予防に重点化した改革も進めていく構えだ。また、高齢者への多様な就労機会の提供により「生涯現役社会」を構築するとともに、年金を含めた所得全体の底上げを図り、高齢者世帯の自立を支援する方針が示された。
◎首相官邸 平成28年8月3日 基本方針
http://www.kantei.go.jp/jp/kakugikettei/2016/0803kihonhousin.html