日本介護クラフトユニオン(NCCU)は、7月、労使関係のある法人との間で「介護業界の労働環境向上を進める労使の会」を発足し、41社(27分会)と「職場のハラスメント防止に関する集団協定」を締結した。41社には、ケア21、ケアサービス、メッセージなどが名前を連ねる。
NCCUは、2000年の結成当時から、介護従事者の労働条件の維持向上と社会的地位の向上につながる「業界のワークルール作り」を重要課題として位置づけてきた。2001年には、NCCUと労使関係のある法人との間で「労使会議」をスタートさせ、以降「有期労働契約による組合員の雇用安定化協定」「安全衛生に関する協定書」の集団締結という実績を経て、今回、「ハラスメント防止協定」の締結に至った。
ハラスメントは、介護従事者のストレスや離職の原因となるほか、サービス利用者への虐待の要因にもなっている。労使の会では、今回の協定締結によってハラスメントを防止することで、安心して長く働ける職場環境を実現し、人材の確保と定着、さらには介護サービスの質の向上を図っていくとしている。
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