7月26日未明に発生した、神奈川県相模原市の障害者支援施設での入所者殺傷事件を受けて、厚生労働省は同日、各自治体に通知を出し、社会福祉施設等に対して入所者等の安全確保をはかるよう注意喚起を促した。
同省は通知のなかで、以下に留意しながら安全確保に努めるよう呼びかけている。1.日中及び夜間における施設の管理・防犯体制、職員間の連絡体制を含めた緊急時の対応体制を適切に構築するとともに、夜間等における施錠などの防犯措置を徹底すること。
2.日頃から警察等関係機関との協力・連携体制の構築に努め、有事の際には迅速な通報体制を構築すること。
3.地域に開かれた施設運営を行うことは、地域住民との連携協力の下、不審者の発見等防犯体制の強化にもつながることから、入所者等の家族やボランティア、地域住民などとの連携体制の強化に努めること。
この事件では、施設の元職員が、施設の入所者19名を殺害している。