2015年の日本人の平均寿命は、男性が80.79年、女性が87.05年で、いずれも過去最高となったことが、厚生労働省が7月27日に公表した簡易生命表によって明らかになった。
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前年と比べ、男性の平均寿命は0.29年、女性は0.22年延びた。男女とも悪性新生物および心疾患(高血圧性を除く)などの死亡率の変化が平均寿命を延ばす方向に働いたことが要因と見られる。
平均寿命の男女差は6.26年で、前年より0.07年縮んだ。また、主な年齢の平均余命についても、男女ともに全年齢で前年を上回った。
諸外国に目を向けると、国により作成基礎期間や作成方法が異なるため厳密な比較は困難であるものの、平均寿命で日本より高いのは、女性では香港の87.32年、男性ではアイスランドの81.0歳、スイスの81.0歳、香港の81.24歳となっている。
◎厚生労働省 統計情報
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life15/index.html