早期診断に期待 アルツハイマー病のアミロイドβ立体構造に特異的な抗体を開発―京大

京都大学は、7月6日、入江一浩農学研究科教授、久米利明薬学研究科准教授らの研究チームが、アルツハイマー病特有のアミロイドベータ(Aβ)タンパク質の構造を標的とする抗体を開発したと発表した。

アルツハイマー病の原因物質と考えられているAβタンパク質は、分子同士が結合するオリゴマー化によって神経細胞に対して毒性を示す。そのため、抗Aβオリゴマー抗体はアルツハイマー病の診断や予防、治療において有望視されており、特に診断に関しては、過剰診断の例がある現在の検査手法に替わって、より選択的に神経毒性を持つAβオリゴマーを検出する手法の開発に注目が集まっていた。

同研究グループでは、Aβタンパク質において、神経細胞に対して毒性を持ちやすい立体構造を標的とする抗体「24B3」を開発。この抗体を用いてアルツハイマー病患者とアルツハイマー病ではない人の脳脊髄液を解析したところ、アルツハイマー病患者からはより多くの割合で毒性オリゴマーを含むAβが確認できた。
このことから、抗体「24B3」は、より正確かつ早期にアルツハイマー病を診断するためのツールとして活用することが期待できるという。
今後は、抗体「24B3」による毒性オリゴマーの検出感度を上げ、脳脊髄液ではなく血液を使ったアルツハイマー診断に応用すべく、研究を進めていくとしている。

◎京都大学 研究成果
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/research_results/2016/160704_1.html

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