総務省が6月29日に発表した2015年国勢調査速報によると、日本の総人口は1億2,711万人で、その26.7%を65歳以上の高齢者が占めることがわかった。
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総人口は、2000年の前回調査より94万7,000人少なくなり、大正9年に調査が始まって以来初の減少となった。65歳以上人口は3,342万2,000人で、総人口に占める割合は前回の23.0%から3.7ポイント増加。65歳以上人口の割合が最も高いのは秋田県の33.5%で、次いで高知県(32.9%)、島根県(32.6%)と続いた。
世帯の状況をみると、一般世帯数は5,187万7,000世帯で、その32.5%が単独世帯だった。65歳以上の単独世帯の人口は562万6,000人で、65歳以上人口の16.8%を占め、前回調査に引き続いて上昇した。65歳以上男性の8人に1人、65歳以上女性の5人に1人が単独世帯となっている。また、 老人ホームなど社会施設の入所者は168万5,000人で、前回調査の約1.4倍に増加した。
◎総務省統計局 2015年国勢調査
http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2015/kekka.htm